00121.jpg

「ガルボ」Garbo

紗布のスクリーン1973年からガルボシリーズへ

『光に包まれたい願望』イメージとして、障子のような効果の陰翳があり、光ゆらぐソフトな間仕切りとなる光のカーテンを制作。固い石やコンクリートの空間に対して、柔らかでスイングするカーテン状で醸し出す新たなスペースが生まれる。身体性のある物語る光の装置。従来のプロダクトデザインにない、「空間そのものを演出ししかも提灯のようにたたんで小さくコンパクトになる機能」にも優れた構造である。

糸の照明スクリーンデザインとして正方形、長方形、曲面、三角形の4タイプをデザインし、それぞれユニットを組み合わせることで空間演出が多様に、しかも自由に可変できる天井直付け照明器具シリーズ。1976年にイタリアシラー社より製造販売され世界中にロングヒットした。
現代イタリアグッドデザインに選ばれ、日本に巡回展が開かれた。
東京国立近代美術館工芸館秀作展に選抜、コレクションとして所蔵される。
建築デザイナーのエミリオアンバーツはNYの保険会社オフィス空間にガルボシリーズを基調とするオフィスインテリアに一変させた。間仕切りスクリーンとしてガルボを天井から床まで垂らして神秘的で幻想的な空間演出を成功させたことで有名。ガビーナが亡くなった頃からわたしから離れ、知らぬ間に日本製、ドイツ製、イタリア製の糸状カーテンだけが一人歩きしヨーロッパ、アメリカ日本などの舞台空間、商空間、住空間などに席巻し使われている。

00131.jpg

garbo.jpg

イタリア現代デザイン展 京都イタリア文化会館
第4回個展京都イタリア文化会館
ガルボシリーズと縄立体作品

和泉のコスモス和泉のコスモス00031.jpg00131.jpg
00141.jpg00151.jpg00161.jpg
00181.jpggarbo.jpg