ハドラーギャラリーズNY 個展 1977年

0056.jpg

0057.jpg

0065.jpg

わたしはニューヨークで開く初めての個展会場に麻縄作品が醸し出す陰翳と縄が生きて動きだすように、空間そのものが作品となるように展示。オープニングではNYマンハッタンに住む人々が、アニミスティックな陰翳空間の気に溶け込んでいた。また、力強い作品だから作家はマッチョな男だと思われ驚かれた。なかでも片隅に掛けた小さな作品『綯う時』、原初の縄がもたらす宇宙に立ち止まわせたのか、イサムノグチと女性は食い入るように見つめていた。人間の原初的な手技の再現をしたような、素朴なヒトの手しごとそのものそのままを見せた作品である。

0064.jpg0067.jpgIsamu-Noguchi.jpg
isamu.jpg0063.jpg0066.jpg
0068.jpg0062.jpg