「NAWA LINK」in 兵庫県 なわのわ
2011年土と火と、実りの芸術祭in 船坂 西宮市兵庫県なわのわ 化石 in 船坂
1万2千年前日本列島は縄文時代だった。
わたしたちはその時代の人間を縄文人と呼ぶ。
今から1万2千年後の人間は
『なわのわ』を発掘したら
黒く焼けた土に葛縄の跡
こどもの足や指の跡の化石に
なにを想像するだろう。
なにを発見するだろう。
今の時代を何時代と呼ぶのだろう。
そして、何人と呼ぶのだろう。
八木マリヨ 2011.9.8
土と火と、実りの芸術祭in 船坂
八木マリヨのワークショップ
第一回ワークショップ 7月10日
「地域に繁殖する葛つるなどを収集し、葛つる縄づくり」
西宮のキッズキャンプの子ども達、そして子ども達の指導者岡さんのご協力のもと、地域を周り、葛つるを刈り集める作業、葛つるを縄に綯う作業で直径約10cmx長さ4m縄を制作
葛縄作品直径120cmの円輪に完成仕上げ。
第2回目ワークショップ8月21日
「葛縄を粘土円輪に刻印するー葛縄と土の造形」
西宮のキッズキャンプの子ども達、その指導者岡さんと「葛縄作品円輪の”化石”づくり」を両手、両足、手拍子ダンスしながら制作
岡田安紀子夫妻の協力で用意されたコンパネ板御輿の上に
糀窯の長瀬さんの協力で用意された信楽粘土と船坂地元の土を練り合わせた土85kgをこね、約120cm円x厚さ約20cmのドーナツ型形状粘土を作成
葛縄作品をドーナツ型形状粘土の上に置き、まず、みんなそろって両手で葛縄作品円輪を押さえる
小さい子供から一人ずつ葛縄作品円輪の上を両足ステップしながら一周する。
順番に体重の大きい子供にひきつぐ。最後にみんな全員で葛縄作品円輪の上を足踏み、屈伸、手拍子ステップ一周。 ドーナツ型形状粘土に葛縄作品円輪が埋まり、ダンスで踏み外した足指跡や足踵跡が残る。
葛縄とこどもたちの足跡の化石完成
第3回目のワークショップ8月27日
「葛縄円輪の”化石”づくり」野焼き焼成づくり 山田先生の指導。
午前10時から野焼き開始。数時間薪をくべ、ゆっくりオリの火力で「葛縄作品円輪の”化石”」を焚きあげる。午後5時ごろ雷雨。激しい雨が降ってきた。決して炎は消えなかった。みんながあきらめず雨のなか薪をくべ、見守ったからだ。